旅フォト - 秋色散策2008

2008年11月15日(土)

花貫渓谷

花貫渓谷の美(6枚のアルバム)

地元に根ざした新聞がある。新聞と言っても、政治や経済を論じるものではなくて、あくまでも地域の情報を伝える紙面。限られた内容だけれど、地元民にとっては有益である。その媒体に、茨城の紅葉日帰りバスプランが紹介されていた。僕には全部が初めての名所だったが、茨城の紅葉を愛でる充実したプランであるらしい。

バスではなく、自分で運転して自由な時間を満喫しようと思い、今回もまた早朝から出かけた。日光のように渋滞に巻き込まれることはなく、時間はかかったが難なく辿り着くことができた。最初に立ち寄ったのは、花貫渓谷。「ここが渓谷」という断定的な場所ではなく、広範囲にわたる紅葉の名所だ。花貫ダムや名馬里ヶ淵なども点在し、各々で秋を満喫することができた。印象的だったのは、もみじの色。画用紙の上を自由自在に彩る、可憐な絵具のようだった。

竜神大吊橋

竜神大吊橋(5枚のアルバム)

渓谷を後にし、ナビを頼りに次なる場所を目指した。道を進むにつれて、その幅がだんだん狭くなってきた。ゆとりある道幅から、対向車とぎりぎりすれ違える道幅、そして一車線・・・かと思いきや、対向車がやってきて、ハラハラ。かなり気合いが入る道中だったが、もっと広い道が他にあることを後で知る。

竜神大吊橋の入り口付近には、きれいなもみじが並んでいた。ここをわたる観光客を、あでやかな色で出迎えてくれる。橋は大きくしっかりしたものだったが、意外に揺れが大きく、写真を構える手もブルブル。しかし、360度雄大な紅葉が見渡せ、圧巻の秋景色だった。橋の近くでは「紅葉祭り」も開催されていて、見る目を楽しませてくれた。街が紅葉でひとつになっているような印象だった。

名所には色々な売店がつきもので、特に食に関しては、名産品や特産品を香りとともに味あわせてくれる。魚やお団子、フルーツなどがおいしそうに並べられている。しかし、僕の散策は移動に時間をおいてしまうので、ほぼその辺りは素通りしてしまう。「いいなー」と思いながら、車の中でおにぎりを味わう。それもまた、オツであるとも言える。

袋田の滝

袋田の滝(5枚のアルバム)

袋田の滝までやってくると、少し肌寒く感じるようになり、パーカーの上にGジャンを羽織ってゆっくり歩き出した。観光名所だけあって、たくさんの観光バスや観光客、ガイドさんや運転手さんたちの群れを見ることができた。お店もたくさん並んでいて、どこそこで見られる柚みそ団子の匂いが、僕を誘いまくって困った。

先へ先へ進んでいくと長蛇の列があり、何事かなと思っていたら、それが袋田の滝の入り口だった。新しく観測台ができたそうで、そこへ行くためのエレベータは35分〜1時間待ちという人気振り。でも、通常の観測台は待ち時間なしで行くことができたので、今回はそちらを優先することにした。冬には滝自体が凍り、また別の姿に変わると言う。そのときの楽しみとして、とっておこうと思ったのだ。

日光の湯滝とは雰囲気が異なり、穏やかな優しい流れという感じだった。紅葉の景色と相まって、秋に包まれているようだ。今回の秋色散策の中で、袋田の滝が一番紅葉していたように思う。滝のまわりだけではなく、遊歩道から見渡す景色や大きな山々、みんなみんな美しかった。そんな感動を胸で味わいながら、結局気になって仕方なかった柚みそ団子を購入し、今回唯一の「観光地らしい食べ物」として味わいながら、車の中で舌鼓を打った。

※ここに掲載している写真は、すべて2008年11月15日に撮影したもので、まだ楽しめるところもあれば、落葉に向かうところもあります。これから茨城の紅葉へ出かける際は、ネットなどで情報をチェックしてから出かけることをオススメします。

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